うそ!!先生=旦那!?
最初で最後の校長室。
「赤槻さん…」
ほらきた
「先程の君の言葉には感動した!」
え?
「あの熱意を評価して君の進級を認めよう。」
やった…!やはり今日はついている。
「う、あありがとうございますっ!」
「ただし!条件がある。」
条件…?
反省文でも書かされるのか。
今なら何十枚…何百枚でも書こう!!
「条件は一つ。
私の孫息子と結婚して共にこの月海学園を守ること。」
はぃ?
「すいません。よく聞こえませんでした」
「だからね、もう少ししたら私は孫息子に校長を継がせるんだよ」
それは…そうすべきだと思う。
目の前の現校長はそろそろ危ない。
「校長という仕事は、責任も重く精神的にキツいからね。支えてくれる強い女性を探してたんだが……君なら適任だ」