(長編)初めての恋～永遠に～

ただ、どれだけ努力はしてみても、忘れられないことがある…


体で感じたあたたかな感情だけは、麗の中に刻み込まれ、いつまでも消えることはない…


麗が就職を希望したのは、百貨店の事務だった。


入社して見た目が客受けしそう～


などと変な理由から、売り場と事務両方掛け持ちという、忙しい仕事になった。


まあ、忙しいほうが考えること少なくていいか～


そんな感じで引き受けた。


一緒に働く人は、男の人が多く、皆麗に優しくしてくれた。