(長編)初めての恋~永遠に~
麗は、体の弱い母親を気づかって、まだ実家から通勤していた。


そろそろ一人暮らしも考えているが、なかなか希望に合うものが見つからない。


ある日の通勤帰りの道


実家までの見慣れた道に人影があった。


麗は遠目だったが一瞬立ち止まって、自分の目を疑った。


まさか…


「麗…麗…だよね!俺わかる?」


嘘…なんで…


目の前に立って、言葉をかけてきたのは透。


シャボン玉のように消えていった、あの日の初恋の相手


大好きだった透…
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