(長編)初めての恋~永遠に~
車に戻ると、辺りは暗くなっていた。


「さぁ麗、帰ろうか。疲れただろう。振り回してごめんな」


「明日、何時に帰るの?」


「夜までに帰れば大丈夫だけど。麗は仕事だろう」


「うん…」


沈黙のまま、街中まで来ていた。


音楽が静かに流れてて、街のネオンがキラキラとまぶしく光っている。


「もう少しだけ一緒にいたい」


麗がつぶやくように言った。
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