(長編)初めての恋~永遠に~
透は麗をそっと立たせると


「大丈夫?こわくないかい?」


と聞いた。


あの日あの頃からまたやり直せばいい。


二人の気持ちが一つなら、もう迷いはなかった…


あの頃のように、透は何度も優しくキスをした。


麗がこわがらないように…少しずつ触れながら…生まれたままの姿で、二人は愛しを確かめあった。


透のたくましくなった腕の中で、麗はぬくもりを感じながら…
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