(長編)初めての恋~永遠に~
もうすぐ透の誕生。


麗の誕生日は次の月の何日か後だった。


だから透の誕生日に、一緒にプレゼントを買う約束をしていた。


透とプレゼントを買うなんて、中学の頃以来だった。


あのオソロイのストラップは、お互いの鍵に付けて持っている。


透の家で、誕生日を祝う事になっていた。


プレゼントは、今日は仕事が遅かったので、明日買う事になっていた。


二人で、麗が作った食事をして、ケーキにロウソクを立てた。


二人で中学の頃一緒にしたクリスマスの時を思い出していた二人…


大きいロウソク2本と小さいのが1本。


本当は吹き消すのに、あの時のように寄り添いながら、二人はロウソクの揺れる炎を見ていた。


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