(長編)初めての恋~永遠に~
仕事の都合で、実家のある九州に出張があることになった。


麗も一緒に行く予定でいたが、仕事の都合がつかず、今度の時にということになっていた。


九州に帰る日の3日前、透は風邪熱を出していた。


仕事だった麗は、終わると真っ直ぐ透の家に行った。


今日は泊まって、明日はここから出勤するつもりで…


熱が高かった透は、麗の顔を見ると安心した子供のように、休んだ。


うなされている透を心配しながら、麗は眠れずに看病していた。


透が夢を見ているようで、寝言を言った。
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