(長編)初めての恋~永遠に~
透がボソッとつぶやいた。


「麗、俺って麗のこと本当に幸せにできるかな…俺といて不幸になったりしないよな…」


突然昨日の寝言を思い出した。


何故透がそんなふうに言うのか不安になった。


「どうして急にそんな事言うの?不幸になんてなるわけないよ。今こんなに幸せだもん!」


「じゃあこっちむいて顔見せて…」


麗は怒ったような…悲しい顔をして、透の方を向いた。


「麗~ひっかかった!」


そう言って、湯船の中で抱き寄せて、向かいあって麗を自分の上に乗せた。


「えっ!いやだ透のエッチ~」




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