(長編)初めての恋~永遠に~
透も緊張はしていた。


自分にとっても初めての経験。


ただ、自分の中の情報として入っていることだけを頼りに、麗に触れている…


小さな頃から大好きだった麗に触れていることだけで、透は嬉しかった…


大切にしてきた友情…そして愛情…


その麗が、今は自分の腕の中にいる。


ベッドに麗を静かに寝かせると、優しくキスをした。


優しく


優しく…キスをして


優しく


優しく麗に触れてみる…


麗の柔らかな体が、透の指先に触れる。


大好きな麗を指先で感じながら…


麗を愛してると実感している。
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