(長編)初めての恋~永遠に~
麗は、痛みで気が遠くなりそうだった。


でも、透が麗を気づかってくれてる気持ち…


優しさが嬉しくて


一つになった喜びは麗にもあった。


「ごめんね麗、終わったよ。痛かったな…ごめん。俺、麗大切にするから…」


透の胸の中に顔をうずめて、麗は泣いていた。


一つになった喜び半分、痛くてこわかったのが半分…


震えて泣いて


透はそんな麗を抱きしめながら、静かに髪をなでていた。
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