生きてる。
コーヒー
コーヒーを入れる音 響く
湯気の向こうに見えるのは
コーヒーを飲み干す私

初めてコーヒーを飲んだ日
その苦さ その味が
不思議な程 心にしみていた

初めて立った赤ちゃんみたいに
達成感に導かれて
私が何度も口にした
あの味も

いつしか慣れて飲み干す
朝の一時を語る
あの味も

それぞれが それぞれで
私の成長を物語っていた

コーヒーを入れる音 響く
湯気の向こうに見えるのは
大人になった私
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