届かなかった手紙
隣に

運命の席替え

私の名前は松井美央。




高校1年生の終わりごろ。極限に寒い季節。

そんな中、私のクラスでは席替えが行われた。



今のクラスはみんな面白くて、正直どの席でもよかった。



私は昔から、あまり人を嫌う性格じゃなかったので

、どの席でも苦痛には感じなかったのだ。





そして、厳選したくじを開く。そこに書いてあった数字は・・・・5番。





5,5、・・・・あった。





そこは、入り口側から二番目の列の一番後ろだった。


つまり、教室を上からみるとちょっと右端。




そして、どきどきしながら確認した。





「5番の隣、誰ー?」




すぐには返ってこない返事。




「・・・・あ、俺だ。」





そこにいたのは見るからにイケメンじゃない、むしろ面白い顔したやつがいた。




そいつは相原拓馬っていうやつで。


いっつも小説読んでて、噂ではアニメ系の小説。


顔も面白いし、みんなにいじられてる。


でも先生とかには反抗しまくるし、よく分かんないやつ。





その時、思ったこと。





別にイケメンでもないし、無視でいっか。






その考えが変わるのに、そう時間はかからなかった。





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