届かなかった手紙
そこには、同じクラスの高坂ユキヤが立っていた。
「ユ・・・・・キヤ?」
「やっぱ泣いてるし。俺、ここの席だから。
相談のるぞ?」
そういえば、ユキヤは一番端っこの席。
ユキヤの優しさに、
無意識の内に涙がボロボロ流れた。
「ユキヤぁ・・・・。」
「ん、なんかあったんだな。大丈夫・・・・。」
まさしくユキヤは、
私にとってヒーローみたいな存在だった。
その後、延々と頷きながら相談にのってくれて、
完全に私はユキヤを信じ、頼った。
その後、私達はメアドを交換して、
家に帰ってもメールでやりとりした。
ユキヤの登場は、なにより心強いものだった。