ちぐはぐ遠距離恋愛
モテ期の出現?!
結局、自分の気持ちまで自然消滅に任せることにしてしまったあたし。
次の日からは、呆気なくほとぼりが冷めた。
「〜〜♪」
そんでもって
なぜか、
鼻歌まで歌ってしまう。
「まっしー、ご機嫌だね」
「うん。最近おかしいよね」
「何かあったのかな」
舞たちからの怪しい目線にも気づかず、あたしはルンルンな気分で一日を送っていた。
「そういえば…」
「ん?」
「真白、筆箱とか変えたよね」
そうだった。
智春さんから貰った袋には、
あたしが大好きなキャラクターの筆箱や、オシャレなブラシなど……
たっくさんのプレゼントが入っていた。
「これ、貰い物」
「いいなぁ」
奈緒美がまるで、子犬を見るような目で見つめる。
「誰から?」
「諒太の…お母さん」