俺が気ずくまで
「きゃぁーーーー」

1人の女子生徒が叫ぶ。
するとそれに続いて
女子や男子が騒ぎ出す。


「近づくんじゃねー」
俺が小声で言う。
聞こえねーよとばかりに
中に入ろうとする。


「入ってんじゃねーーー!!」
俺が大声で言った。
「入るんだったら……ごほっ俺を
倒してからいけっ」


「なにもできないから
もう手遅れだから
だからせめて学校のやつらを
守ることしかできないから…。」

俺が小声でそうつぶやいて立ち上がった。
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