俺が気ずくまで
「おい知ってるか?」

俺のクラスの1人の男子。
水野匡【ミズノ キョウ】


水野が言った一言で
俺の人生が狂った…。

「こいつ親暴走族らしいぜ!」

「うわっまぢかよっ!」
「きもっ!」


ほかにもありえねーとか、
死ねとか
目ざわりとか
女子も男子もそんなことばっかり。

でも

言われたくなかった。

知られたくなかった。

俺の親が暴走族ってこと。


さすがに俺も我慢できなくて…。
水野のことを黒板に
思いっきりたたきつけた。
そして水野のシャツの襟の部分を
強く握った。



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