俺が気ずくまで



俺が学ランを着ていると

「お前女なんだからセーラー服着ろよ」
という声が教室の後ろのドアから聞こえた。

「うるせぇ知念」
俺が知念に言う。

「いい加減知念って言うのやめろ。」
「じゃあなんていえばいいんだよ。」
俺が聞き返す。

「拓深。」


シーン・・・


「きもっ」
俺がぼそりとつぶやく。
すると
「きもっとか言うな!
じゃあきもっって言ったからセーラー服着る約束な」

とんでもない約束をされた。
「はぁ?意味わかんねー」
俺が言い返す。
すると拓深が、
「買っといてやる」

そういって帰っていった。
< 37 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop