俺が気ずくまで
「いってぇ~!!てめーなにすんだよっ」

女子や男子が
ありえねーだろといわんばかりに
俺の方を見てにらんでいる。

「ッるせーんだよっ!!調子乗ってんじゃね!」

俺が不良とケンカするみたいに
言うと、水野に殴りかかった。

「いい加減にしろよっ!何俺のこと気安く殴ってんだよ!」

そう言ったとたん水野が
「どうせその頭のもカツラだろっ!きもいんだよっ」
そういって俺のカツラを
勢いよくとった。
そして思いっきり俺を殴った。

「えっ?」

1人の女子がそうつぶやく。
そりゃそうだ。
だってカツラの下は
金髪で
右耳からも
左耳からも
ピアスが大量に見えてて
左の方の前髪を編みこみで
縛ってるんだから。

みんな俺を見てかなり引いたみたい。

「ばれたなら仕方ないか。」
俺が口についた血を拭きながら
ポツリとつぶやいた。

すると先生が走ってきて…。
たぶん俺が水野殴ったとき
呼びにいったんだと思う。


「えっ誰?」

先生が聞く。
このことは先生も教頭も
校長も知らない。


まだ先生に俺ですとも言ってないのに
ほかの先生や教頭が急いできた。

「なんだこれはっ!!」


俺が説明しようとした瞬間
水野のダチの綾瀬連【アヤセ レン】が口を開いた。

「水野が、こいつの親が暴走族っていってそれを
みんなが笑って、そしたらこいっ、、小野寺が…それで
えっと…水野を殴って、そしたら水野が小野寺の
カツラとって、んで水野が小野寺を殴ったってゆう…」
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