無口でクールな転校生。
俺はカッとなって、イスの音を立てて立ち上がった。



「……どうしたんだよ?」


隣に座っているヤツが、俺を不思議そうに見上げた。


「…いや、なんでもない」


俺はダチの言葉に、冷静を取り戻し座り直した。



そんな俺を嘲笑うかのような笑みで俺をチラ見する博明。



かーなーり、ムカつくんですけど!



別にいいよ?転校生同士仲良くしててもさ!



でも、

でもな…


なーんかイラつくんだよ!!


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