無口でクールな転校生。
しばらくすると博明は笹本さんの腕を掴み、店を出ていった。



はぁ!?
これじゃ、合コンどころじゃねぇ!



「ちょい俺、用できたから帰るわ」



俺は急いで立ち上がり、荷物をまとめた。



「え、おい…」



「じゃあな!」



俺がそう言い残して店から出ようとしたら……



いきなり雛ちゃんから腕を掴まれた。



「…アド交換して?」



雛ちゃんは俯いてそう言った。



はぁ!?

こんなときに!?

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