無口でクールな転校生。
でも俺は絶対、笹本さんを諦めない。



たとえ笹本さんが博明のことを好きになって付き合っているんだとしても。




あの無表情さ、クールさ、優しさ……。



すべてを俺のものにしたい。




こんなことを思ったのは、初めてだった。



「俺……多分、笹本さんのこと好きっぽいんだ」



「は?もしかしてお前、そのせいで夏希ちゃんと…」




「あぁそうだよ」


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