盲目の少女 〜私の見える世界〜


聞きたくない。


「海輝ちゃんは今、光に照らされてる
ぼやけた形を頼りに、
物や人を見て判断している状態です。」



「そんなに…悪く…」


「はい。先月に比べて、見えなくなる
スピードが突然でて。

思っていた以上に早く…」



「そんな…光くらいは見えないんですか?」



「恐らく、消えるでしょう。」



涙が、こぼれた落ちた。
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