ワタシは騎士【ナイト】、キミは姫【プリンセス】。
「・・・い・・!お・・・い!!」
ん・・・男の子の声?誰か、喋ってる?
「・・・い!!・・おいっ!!」
『う・・・んっ・・。』
誰?
「おいっ、大丈夫か?」
誰かの声で目を覚ますと、そこには見知らぬ美男子がいて、心配そうに私の顔を除き込んでいた。
ほえっ、誰だろ?すごく綺麗な顔・・・じゃなくて、
『誰っ!?樹ちゃんは?ってかここ女子校・・・なんで男の子?不法侵入?ケーサツ・・・・・・・・・ギャーッモゴッ』
なにっ?誰?こっ怖いよぉ。
「頼みますから、静かにしてください。」
そう言った美男子のあまりの真剣な顔に、私は見とれてしまっていた。