No.xx....
▼ 雪さんの憂鬱加減







一真君、野城高校だって






「っぶっ..嘘っ!?」





口に含んでいた
ロールキャベツを
思わず噴出しそうになり
慌てて手で押さえ込みながらも



驚きが隠せない




なんちゅーことを
カミングアウトしてくれる
我が家の母親は、



向かいで白米をパクつく
母親は呑気な声で
さっき一真君ちお母さんと
バッタリ会ってねえ、



「立ち話がてら聞いちゃったの」



野球推薦かねえ、
一真君頭はあんまだったもんね?
もぐもぐ口を動かす母親


(失礼だろ、頭はあんまって..)


麦茶を飲み込みながら
静かにツッコむ


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