の行方と風の向き【短編】

…次の日の朝、
(効果音:スズメの鳴き声)


元気は、お母さんの呼び声より早く、スズメのさえずりと羽音?で、目覚まし時計よりも、3分早めに目を覚ました!
そして、寝ぼけ眼を擦りながら…


G:『う〜ん マーム、おはよう…マーム?』



G:『…どこ?』

元気はまず机の上、そして本棚の隙間、ふとんの中も探したら、すっかり目が覚めてしまった!


M:『ここにいるよっ…おっはよっ 元気!』

元気の頭の上を小さな羽をパタパタと羽ばたき、旋回していた!

動き回る元気の、わざと常に目の上に浮いていたので、元気には死角に入って見えなかったのだ!

マームは茶目っ気たっぷりにウインクをした…
元気をからかっていたようだ!




G:『オッパッピ〜』


M:『?ナニソレ』


G:『おはようのあいさつだよ!いつも僕がみんなに言ってるのに知らないの?』



M:『_-)そんなの関係ネェ♪あっ そんなの関係ネェ♪あっ そんなの関係ネェ〜♪はいっ オッパッピ〜♪』
 『ジリリリリリ…』

二人は途中から、振り付きでピッタリと息を合わせ、冗談もピッタリと息を合わせたら、目覚まし時計までもがリズムに合わせてピッタリと鳴った…。

二人は朝早くから、大笑いをした!


…マームは目覚まし時計に合わせて偶然を装い、又一つ、朝−番から仕事をこなした…。
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