太陽と星
お昼過ぎにゲームセンターで待ち合わせ

6人でプリクラを撮ったり

UFOキャッチャーで遊んだ

器用な薫はミニーちゃんの

ぬいぐるみを取ってくれた


そのあと駅の近くのカラオケ屋に移動


初め涼介の事をガキ扱いしていた理香も

まんざらではない様子だ


部屋に入ってチャッカリ横に並んで座っている


もちろん奈央と高橋、私と薫はカップルなので

いたしかたないのだが・・・


薫は流行の唄なら何でも知っていた

(ホンマに遊び人なんやから・・・

でも上手いな~)


あまり歌が得意ではない私は

ひたすら聞いていた


(この時無意識に思ったんかな?

決して私の記憶から消えないようにと・・・)


あっと言う間に2時間が経過した

「このあとどうする?」


「俺ら家帰るわ~

おかんが奈央の事紹介せえって

うるさいから・・・」

と高橋が嬉しそうに言った


「ほんじゃ俺らもケーキ食いに行く?」

薫は私の母の誘いをちゃんと覚えていた


「理香さん、どうします?」

涼介が言った


「もうちょっと付き合って!」

理香は涼介が気に入ったようだ


「勿論!!!」

その悪戯っぽい笑顔もまた

薫にそっくりだった


「ちゃんと後で報告せえよ~!」

「お前らもな~!」

そう言って三組は別れた

最高に楽しいひと時だった・・・






< 137 / 357 >

この作品をシェア

pagetop