太陽と星
買った品を冷蔵庫になおし

ジュースを入れてリビングで寛ぐ


「拓、お腹すいてる~?」

「昼空港で食ったからまだいい!真琴は?」


「私もまだいけるよ!」

「ほんならパスタは夕飯にしよか?」


「えっ!?お母さんは?」

「なんや泊まりで新年会やて…」


(・・・という事はふたりきり!?)


拓もそんな雰囲気に照れたのか

立ちあがりコンポのスイッチを入れる


テンポのいいレゲエの音楽が流れだした


飲み終わったグラスを洗おうと

キッチンに行って水を流す


気がつけば真後ろに拓が居た

背中から私を抱きしめる


「真琴…寂しかった~!」

「もう~拓は甘えん坊やなぁ…」


そう言って振り返った私の唇を塞いだ


拓の体から微かに香る甘い香水の匂いと

南国を思わせる音楽が


私を別の世界へ誘うようだった……




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