太陽と星
第7章 運命

壮行会

12月に入り壮太のW大入学が決定した

あと数人も進路が決まっていた



恭二たちの提案で先輩たちの

壮行会をしようという事になった


会場は塔子の彼氏の孝介の経営する

レストラン


クリスマス前ならという事で

お店を貸切で提供してもらえる事になった




いつもの野球部の集まりとは違い

彼女同伴OKという事でみんなは大はしゃぎ


彼女持ちは彼女に

フリーの子は思いを寄せる相手に

それぞれ連絡をした



もちろん壮太は理香がいる

マネージャーなので参加は当然だ



康平も咲季を誘った


問題は拓と恭二…




康平は恭二に聞いてみた


「お前誰誘うつもりなん?」


「俺には一人の女は選ばれへん…

だから誰も誘わん!

孝介さんの店やし塔子姉でも連れていくわ」



恭二にはある考えがあった

この店を選んだのもその理由だ


塔子を参加させて

どうにかして黎子を呼んで欲しい…




恭二がパートナーにしたいと思うのは

黎子しかいなかった



< 322 / 357 >

この作品をシェア

pagetop