太陽と星
エピローグ
10年後…                       

「悠斗~!!パパが投げるよ~」


ここは甲子園球場

9回裏も拓がマウンドに上がった



真琴は一人息子の悠斗を連れ

理香と共に試合を観戦に来ていた




K高卒業後壮太の後を追うように

W大に進学し二人は1年違いで

関西の人気チームに入団していた




理香たちにまだ子供はいない



「悠ちゃん~パパがまたやるで~!」



まだ幼い悠斗だったがしっかりとした顔で

マウンドを見つめる


そして言った



「七夕さんの日にはパパがヒーローに

なるのはなんで!?」



真琴は答える


「それはお星様が見守ってくれてるから…」




チームにはあるジンクスが生まれた


7月7日 七夕のナイトゲーム

“その日に拓が投げると完封で勝つ!”




あと一人コール歓声の中


拓が夜空を仰ぎ一つの明るい星を見つめる


そして大きくグラブを空に翳した




(薫… 俺は今

真琴を幸せにできてるかな…?)





ーTHE ENDー

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