【続】最愛の人〜愛する貴方達へ〜(完)


女房と由紀を守る為に俺は命をかけた。

組に乗り込むと同時に映った光景……。
それは……女房と由紀が殺されていた。
俺は相手を殺した……。
十年と言う懲役で務所に入った。
それで出て来た俺は…極道から足を洗って今は店を出してるって訳」


義武さん。


あんたの人生には敵わなねぇな。


俺は気付かされたんだ。


なんでクヨクヨしてんだよ。


いつもの俺はどうした?


義武さんは一生懸命前向いて向き合って来たじゃあないか。


俺には出来ねぇのか?
< 61 / 97 >

この作品をシェア

pagetop