Glacial HEART [短編]
光
―2月14日―
朝からなんだかクラスの中が、緊張感あるように思えた。
久米さんどうするんだろう?
渡すとしたら、放課後かな?
私も…一応チョコ作ってきちゃった。
でもまだ、渡すかどうか迷ってる。
「氷月さん」
「?はい。」
先生だ。
「放課後、ちょっと提出物のことで話があるから、職員室まできてくれる?」
「はい。わかりました」
―最悪っ。
放課後用事出来ちゃった。
先に帰られちゃったら、チョコ無駄になっちゃうな。
まあそれはそれでいっか。
逆に諦めつくかも?なーんて。
「おはよ 湊都〜!今日放課後話あるんだけどいい?」
「おはー☆いいよ!もしかして、愛の告白っ?」
「は〜あ?調子のんなよ♪」
「は〜い。」