Glacial HEART [短編]





「そんなこと…どうして聞くの?……友達、だから?」





最後の賭けだった。



これでもしかしたら湊都が、
何か言ってくれるかも、なんて。





「……うん」





本当にばかな私。



くだらないこと考えなければ、また傷つかないで済んだのに。





「…湊都は優しいね。―心配しないで…私は、だいじょう……っ」













涙がこらえきれなかった。


だってこんな展開、切なすぎる。


< 38 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop