Glacial HEART [短編]
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私は今でも夢を見る。
もう二度と、戻ることはないとわかりきったことなのに。
浮かぶのは幸せだった過去の日々
暗く空っぽの部屋で、また私は一人朝が来るのを待つ。
そうして起きた朝には、必ず涙が頬を伝っていて。
温かかった暮らしが崩壊していくのと同時に、私は私以外の人をはねのけた。
傷つけてたかもしれない。
本気で心配してくれていたのかもしれない。
だけどそんなのすべて、見ないふりをしてきた。
自分の弱さを隠すために。
そんな私には。
人に頼る資格があるのかな?
愛する資格は…
愛してもらう資格は…
あるのかな?