Glacial HEART [短編]
「み…湊都っ!?」
なんでここに!?
「うん、湊都だよ?」
「や、そうじゃなく…」
「はぁ〜。だめだよ、綺夜ちゃん!」
「え?」
「女の子がスカートはいてそんなカッコしちゃ…」
「な…!」
そうだ!湊都に驚いて忘れてたけど、思いっきり大の字で寝てたんだ!
私はがばっと上半身を起こした。
湊都を見ると、クスクス笑ってる。
「…変態っ///」
「あはは…ちょっと朝のお返しがしたくなっちゃって…」
「なに言って…?」
「今日は教室で食べないの?」
湊都は隣に座ると、そう聞いた。
「うん…。てか、湊都ご飯は?」
「もう食べたよ?綺夜は?」
うそ?そんなに寝転がってた?
じゃあいつから湊都いたんだろ!?
「まだ…。」
「そっか。」
そう言って、空を眺めてる湊都。
「あの…戻んないの?」
何がしたいの?湊都。
「綺夜は?」
「私はご飯食べてから戻るけど…」
「じゃあ俺もそうする〜♪」
目線を空から私に移して、にこっと笑ってそう言った。