♪幼馴染は好きな人♪

「じゃーん!さっきね……」


少し向こうで、優里とその友達と、入学式の時に友達になってた男子が楽しそうに喋ってた。


あー、もう限界!


俺は席を立ち、「どけ」と言ってその場を離れた。


「優里………」


俺は優里を呼び、助けろよ、と訴えた。


「何で祐介はこの学校なのぉ!?何で一緒なのよぉ!」


お前と同じ学校がいいからだよ!


なんて言えるわけなく、色々ごまかしたあげく、「ブラコン」とかいわれるしさあ?


……決して頭がいい訳じゃない優里がこの学校に来たい、と思ったの…あれだろ?




< 23 / 143 >

この作品をシェア

pagetop