♪幼馴染は好きな人♪
「じゃーん!さっきね……」
少し向こうで、優里とその友達と、入学式の時に友達になってた男子が楽しそうに喋ってた。
あー、もう限界!
俺は席を立ち、「どけ」と言ってその場を離れた。
「優里………」
俺は優里を呼び、助けろよ、と訴えた。
「何で祐介はこの学校なのぉ!?何で一緒なのよぉ!」
お前と同じ学校がいいからだよ!
なんて言えるわけなく、色々ごまかしたあげく、「ブラコン」とかいわれるしさあ?
……決して頭がいい訳じゃない優里がこの学校に来たい、と思ったの…あれだろ?