♪幼馴染は好きな人♪
とりあえず、あたしは自転車を持って正門に行った。
「おっせーよ。ほら行くぞ」
歩いて行った祐介の後ろをあたしは追った。
ここは普通…2人乗りじゃないの?
歩くとかだるいし!
「何ブツブツ言ってんの」
「えっ、あたしなんか言ってた!?」
「なんか言ってた。歩くの嫌なら自転車に乗れば?その代わり、俺後ろ乗るな」
「はあ?訳分かんないし!普通は反対……あっ!康ちゃんのクラス教えてくれたらいいよ♪」
「3年5組。教えたからお前漕げよ」
「うん~♪」
あたしは、祐介を後ろに漕ぎ始めた。
約束だもんね、ちゃんと漕がなきゃ。