♪幼馴染は好きな人♪

やっぱり、アイツらつかまってるし。


「どうしよう!真帆が怒られるー!俺が助けないと!」


「いやいや、お前が言ったところで一緒に怒られるだけだから」


次は、真帆の声が聞こえた。


「彼氏の所に行ってたんです~。あ、先生が思ってるようなヤラしいことはしてないから、安心して下さいね?それじゃあ、私達、部屋に帰ります~」


「なっ……」


先生は黙り込み、「し、静かに帰るんだよ」といってまたスタスタ歩く音がした。


階段を走ってあがる音も聞こえたから、逃がしてもらえたんだろう。


「彼氏…だってぇ♥しかもヤラしいことだなんて♥」


「おめぇ誰だよ」


浮かれまくりの龍に俺はイライラを覚えた。

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