♪幼馴染は好きな人♪
その後も、地図をたどって道を歩いて行く真帆と龍のあとを追いながら、あたしと山本は楽しくおしゃべりした。
瑞希は相変わらず祐介にくっついてる。
「ねえ、山本」
「ん?」
「多分…だけど、祐介と瑞希が付き合ってる噂、違うと思うよ」
「え?もしかして、祐介には他の彼女が──」
「そういうことじゃないよ。ほらみて。あの祐介の顔!めちゃくちゃ不機嫌じゃん♪」
もう今までにないくらい。
可哀そうに…。
でもあたしは助けないよ~~?
今まであたしをいじめたバツだ!