画面の向こうに甘いKiss☆
「圭ちゃーんっ!来たよ~」
そして教授は私を引っ張ったまま、さっきのマネージャーさんの方へ向かう。
長身細身な男性で、真面目そうな人だった。
「ご、ご子息様!何故、こちらのような場所へ?」
「そのご子息様ってのやめてよ。俺の名前は達也!たっちゃんって呼んでって何回言えば…」
「それは出来ません!!それより、あまり感心しませんよ。撮影を邪魔されに来たんですか?」
「そんなんじゃないよ~。ほら、俺も彼女もJUNの勇姿を見に来ただけなんだから」
多分見ただけで邪魔になるってマネージャーさんは言いたかったんじゃ…。
と思ったけど突っ込まないことにした。