画面の向こうに甘いKiss☆
「~~♪♪」
「どうしたの?楽しそうね」
1限後の空き時間、カフェテラスで美佳と勉強会という名のお喋り会をしていた。
「そ、そう?」
そんなに顔に出てたかな…。
「あやし~~~」
美佳がじぃっと私を見る。
「え、…えっとぉ…」
「ずるい!!私にも幸せを分けなさーいッ!!!!!」
「み、美佳っ!」
…やっぱり、美佳には抗えないよ~!
――ということで。
私は週末の出来事をJUNに出会ったことは除いて美佳に話した。
「はは~ん。いい感じじゃないのぉ?」
「なっ何が…っ!!」
「教授に決まってるじゃない。いいなぁ~!」
別に恋愛とかに発展するような間柄じゃないんだけどなぁ…。
良いお兄さんって感じかも。
「…そんなんじゃないよ…」
「え~私も高級車に乗ってみたいわよ~!」
美佳がほぅ、と悩ましげなため息をついた。
「もう…美佳ってば~」
私が美佳に呆れていた時、
急に私達の席に影が出来た。
「――っ!!」
そして、そこには意外な人物が立っていた………。