画面の向こうに甘いKiss☆
「ムリヤリはダメだよ?それに彼女、今、俺の助手なんだけど」
「俺時間ないんですよ。統計学の講義、彼女に教わりたいんで」
「おい…こら、JUN!!」
JUNは私を連れて、研究室を出ようとしたが、それを教授が阻止する。
「教授――学会の論文早くしないと。明日なんですよね?いそがないとヤバいんじゃないんですか」
JUNは振り向き様、ため息混じりに話した。
「…っ!JUN!!」
「何のための世話役ですか。忙しい合間縫って来てるんですから、俺を尊重して下さい」
「……」
もう何を言っても、無理みたい。
これじゃあ言い合ってて日が暮れてしまいそうだよ……。