画面の向こうに甘いKiss☆
「教授、大丈夫です。教えてきます!…終わったらまた論文のお手伝いさせてくださいね」
「と、時東……分かった。ありがとう」
教授は戸惑い気味に、頷き笑ってくれた。
私もニコっと笑い返す。
「――っ!!」
すると、JUNがより強い力で手首を掴む。
顔からは焦りが見えるような気がした。
なんで、そんなに慌ててるの…?
「行くぞ」
「い、痛いよ…」
精一杯の抵抗を無視され、早足で誰もいない空き教室へと連れて行かれた………。