画面の向こうに甘いKiss☆
「――なんだよ。そんなに教授のこと気になるんだ?」
手を動かしていたJUNが急に作業を止め、
じぃっと私を見つめていた。
眼鏡のレンズ越しに見える瞳は、どこか冷たい。
時間を気にしちゃったこと、怒ってるのかな…。
「…そんなんじゃないよ。ごめん、続けよう?」
教授はいつも助けてくれる。
だから、私もお手伝いしたいだけなんだよ。
「ふうん…。やっぱり、ああいうオッサンがいいの?」
「――ちが…」
その意地悪な言い方。
バカにしたような微笑。
…どうしても、弘也くんを彷彿させる。
違うのに。
目の前にいるのは、JUNなのに。
「年寄りと…ヤリたいわけ?」
「な…!!」
何て事言うの!!!!