画面の向こうに甘いKiss☆
「べ、別に?」
「な、なんだよ!!」
「何でもないよ」
普段クールにしてるくせに、背けた顔が少しだけ赤い。
やけにムキになってるJUNがどうしようもなく可愛く思えてしまった。
「ごほん!時東ーJUNー。俺もいるんだけど!!」
「きょ、教授。分かってますよ」
「時東が相談してくれないと、JUN以上に拗ねるから」
「……子供ですか……」
「時東が思ってるより俺は君のこと心配してるの」
「……」
嬉しい。
身近にこんなに心配してくれる人がいるなんて……私、幸せものだよ。
「ありがとうございます」
JUNもいるから、チャットのことを言うかどうか迷った。
だけど……
教授もJUNも笑ったりはしないと思った。
教授はいつも私を助けてくれるし、
JUNは……ちょっぴり心配だけど、信じてる。
だから思い切って、相談してみた。