あの夏を生きた君へ










出勤前のお父さんにこっぴどく叱られて、あたしはさすがにヘコんでいる。


そして反省…。






あたしを探すのを手伝ってくれたお礼に、とお母さんが言って悠も一緒に朝食を食べた。




食べ終わると、それを待っていたようにお母さんが言った。


「ちづ、どこに行ってたの?」





お母さんは真剣だった。


あたしのことを本当に心配してるのが分かる。





< 205 / 287 >

この作品をシェア

pagetop