野球少年と私





川田「滝口君…?」

滝口「…ぇ……おお。どうした?川田」

川田「いや、ぼーっとしてたから どうしたのかなって…」

滝口「いや‥大丈夫だ。
さんきゅ」










頭の中は、東堂の事だけで。




竹本のヤローには負けたくないと思う俺が居る。







例え竹本が東堂の事を好きだろうが関係ねぇ…




「(俺は東堂が好きだ)」







それだけは譲らない。





絶対に東堂を俺のモンにしてやる。

…って東堂は物なんかじゃねぇ!!



竹本「なぁ滝口?
何 百面相してんだ?」

「なっ!!百面相なんかしてねーよ馬鹿!」


竹本「ははっ、悪ぃ悪ぃ。
そう怒んなって!」






やっぱコイツ むかつく。

また笑ってやがる。



そーいや、東堂もよく笑ってるよな…





ふと東堂のほうに顔を向けた。



東堂は友達と話をしている。


俺は あの笑顔に惚れたのか。



「(アイツは誰か好きな奴いんのか…?)」


そう思いつつ、また顔を戻した
< 7 / 39 >

この作品をシェア

pagetop