記憶の中で… 2
「うわわわ、また泣くの?ちょーっとタンマ。それ以上泣かれたら、外出れなくなる。後で泣かしてやるから、今は泣き止め。」
「?」
「今晩、皆で食事に行こうって言ってるんだ。明日、何も用事がなければ泊まれよ。」
「いいの?」
にっこり笑って頷くナツキの腕にしがみついた。
「嬉しい。一杯話があるの。ナツキの話も聞きたい。」
「なあ、さっきからイチャイチャしてっけどさあ、ここに生徒がいるの忘れてねえ?ユキセンセ。」
「ユウキは今生徒じゃないでしょ。私も今は先生じゃないもん。ナツキの彼女なんだから、イチャイチャして当然。6年分にはまたまだよ。悔しかったら彼女作れば?べっ!」
「ユキ。お前は小学生か!?」