記憶の中で… 2


突然、こんな日が来るなんて思ってなかった。

本当に嬉しい。

私がここに来たいと言ったのも、ナツキが帰って来たのも偶然が重なったの?

ただの偶然にしては出来過ぎなようにも感じるけど…。

神様が私たちの過ちを許してくれたのかな。

…そう思いたい。

神様が許してくれたから、こんな気持ちになるのかな?

だってナツキの大人な雰囲気に凄くドキドキしてる。

元々スマートな立ち居振舞いだったのに、更に磨きがかかったと言うか…。

とにかく、凄く素敵になってて、また初恋をしているような感じなんだもん。




「でさ、今晩何食べたい?」

「ナツキの食べたい物でいいよ。」

「いいから、言ってみ?」

「んーとね、それじゃあ、回転寿司!」




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