記憶の中で… 2
「…何か、ユキ酔ってないか?」
「あーんなちょっとで、酔う訳ないじゃな~い。アハハハ…。」
やたら明るいし…これ酔ってるよな?
「もう、ユキ部屋に連れて行くよ。これ以上酔われちゃ困る。ほら、行くぞ。」
「やあだー。まだここにいるうー。離してってば。」
ユキをベッドに座らせて、肩をトン…と押した。
「もう寝ろ。ここにいてやるから。」
「ナツキ…。」
「ん?」
「キス…して。」
軽く触れるだけのキスをした。
「もっと。」
…え?
「そんなのじゃ…嫌。もっと一杯して?ナツキが…欲しい。」