記憶の中で… 2
疲れたのか寝息が聞こえる。
何も身に纏わず寝ちゃったのか。
明日の朝、びっくりするかな…。下着だけでも着けようか…。
いいや、面倒臭い。俺の部屋は隣だし。
勝手に脱いだ事にしておこう。
おやすみ、ユキ。
朝――
父さん、母さんと三人で朝食を取っていた。
ユキはまだ寝てたからそのままにしていたんだけど…。
「キャーッ!!」
悲鳴が聞こえた。
驚いた父さんが立ち上がったけど、「いいよ、俺が見てくる。」と言って席を立った。
原因が分かってるだけに、笑いが込み上げる。